私、和田竜二は6月7日にJRA通算500勝を達成させていただきました。
騎手として節目となる、500勝を迎えられましたのも、ひとえにファンの皆様からのご声援、ならびに関係者の皆様に支えていただいたからこそだと感じております。
この感謝の気持ちを、「どうやって伝えようか・・・」と考えた時、自分が周りの方々や、社会に生かせてもらっていることを実感し、「社会に恩返しをさせていただきたい」と思いました。
私事ですが、昨年2児の父となったこともあり、まず、未来ある子供たちのために何かしたいと考え、京都府京丹後市にあります、「峰山乳児院付設幼児寮様」を訪問し、寄付させていただく運びとなりました。
峰山乳児院は、ボランティアの方々による協力のもと、身寄りのない小さな子供たちや、何らかの事情で親と生活することのできない子供たちの成長を見守り、巣立っていくのを助けておられる福祉施設で、僕が訪れた時には、約30人の子供たちが出迎えてくれました。
今回は、JRAのマスコットキャラクターのターフィー君にも同行してもらったこともあり、子供たちは僕たちの訪問を、とても喜んでくれているようでした。
また、JRA阪神競馬場様からも、たくさんのターフィーグッズをお預かりしていましたので、事前に準備していたお菓子と一緒にプレゼントする事が出来ました。
阪神競馬場関係者の皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
ご協力、本当にありがとうございました。
子供たちの為にという思いで訪問させていただいたわけですが、僕の為に「500勝おめでとう!」という飾り付けを作ってくれていたり、花束、歌のプレゼントまで用意してくれていたことに、とても感激し、逆に子供たちから元気をいっぱいもらいました。
実は、今回7月9日に訪問させて頂いたのですが、当初の予定では6月23日にお伺いさせて頂く予定でした。
しかし、前日に僕が発熱してしまい、予定を変更したことから、ある子供に、「もう熱、大丈夫?」と聞かれました。きっと、先生の話を覚えていてくれたんだろうなぁと思いとても感激しました。
子供たちは、静かに僕の話を聞いてくれて、元気に歌を唄い、「また、来てね」と、かわいい表情を見せてくれました。その笑顔を見て、必ずまた来たいなという思いが一層大きくなりました!
子供たちが、それぞれ子供らしく元気で素敵な笑顔を自然に出せるのも、「峰山乳児院」のスタッフの皆様が心のこもった愛情を持って、ひとりひとりの子供たちに接しているからだということを強く感じました。
ベテランの保母さんに交じって、若い保母さん、保父さんもいらっしゃいましたが、24時間365日、子供たちが巣立って行くまで育てていくということは、本当に大変なお仕事だと思います。これからも、子供たちはもちろんのこと、この場所を支えておられるスタッフの皆様も、健康で元気でいられるように願っております。これらからもがんばって下さい。応援しています。
今後も、プロスポーツ選手の1人としてこのような取り組みに率先して携わっていきたいと思っています。
その為にも、1つでも多のレースで勝てるよう日々努力し、競馬を「魅力あるスポーツ」として社会にアピールしていきたいと思っています。
僕自身が競馬ファンの皆様、関係者の皆様、家族に支えられて生きているように(もちろん馬にも)僕も競馬を頑張り、少しでも誰かの、そして何かの支えになっていければと思っています。
これからも競馬を、馬を、そして和田竜二の応援をよろしくお願いします!
「峰山乳児院」のような場所があり、子供たちの為に日々尽力されている方々がいることを、皆様の頭の片隅にでも、覚えていて頂けると幸いです。
最後になりましたが、今回の訪問にあたり、たくさんの方々のご協力により実現できたことにも、重ねて感謝しております。本当にありがとうございました。
最後に・・・調教終わりの疲れた体なのに、子供たちに少しでも喜んでもらおうと、ターフィー君の中で汗だくになってくれていた、生野賢一騎手。本当にありがとう!
日本中央競馬会 騎手 和田竜二