(取材日=2012年11月21日)
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JBCクラシック優勝、おめでとうございます!
- 和田
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ありがとうございます。
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2001年の天皇賞(春)以来、11年半ぶりのGI制覇。
ずっと「GIを勝ちたい!」っておっしゃってましたが、
やはりグッとくるものがありましたか?
- 和田
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そうですね。
地方交流のGIでしたが、すごく盛り上がったし、やっぱり気持ちが良かった。
改めて、
GIを勝つのはいいもんやな~って思ったよ。
ジョッキーになって16年目だけど、
テイエムオペラオーでしか勝ったことがなかったからね。
ホントに勝てて良かった。
ただ、あんまりにもアッサリ勝てたんでね。
拍子抜けしたところはあるかな。
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観ているこちらも、
久々に和田さんのガッツポーズを見て、ジーンとしてしまいました。
- 和田
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控え目やったでしょ? もう大人ですから(笑)。
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それにしても強かったですね。
テスタマッタやシビルウォーなどが、
外から積極的にマクっていくシーンもありましたが、
まったく動じることもなく。
- 和田
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スタートをうまく出てくれたこともあって、自分のリズムで行けたんでね。
レースもある程度流れてくれて、すごく乗りやすかった。
ただ、休み明けであそこまで弾けてくれたのはビックリでした。
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本来、叩きつつ…のタイプですものね。
中間は、追い切りでずっと騎乗されてましたが、
調教の段階である程度、今回は走れると?
- 和田
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いや、動ける体にはなってるなぁ~くらいで。
仕上がり自体は悪くなかったけど、調教だけでは何とも言えなかったね。
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日々の馬場差はありますが、最終追いでは久々に終い11秒台が出てましたね。
- 和田
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そうそう、いい動きはしてましたね。
今思うと、じっくり乗り込めたのがよかったんじゃないかな。
あとは、去年の秋、ジャパンCダート(2着)、東京大賞典(2着)と
キツイ競馬が続いて、春は疲れがたまってたと思うから、
今回はその疲れがすっかり抜けたっていうかね。
フレッシュな状態だったのもよかった。
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調教から携わって馬を作るというのは、やはり遣り甲斐がありますか?
- 和田
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うん、やっぱり癖がわかりますからね。
競馬でなるべく癖を出さないようにするためには、
調教から乗っておいたほうが安心感がある。
だからといって、自分の力だけでどうこうできるものではないけどね。
あとはやっぱり、普段から接して気持ちが通じ合えれば、
それだけ走ってくれると思うので。
テン乗りでポンと勝たせてもらうのも、ありがたい話ですけどね。
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いよいよジャパンCダートですが、
昨年はスタートで躓いて後方からの競馬になりましたね。
それでも、直線で追い込んで2着。あの脚は強烈でした。
- 和田
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どんな競馬もできるといえばできる馬。
去年は、能力は示してくれたけど、自分の競馬をしてないからね。
とにかく普通に競馬をしたかった。
そういう意味で、悔しい一戦やったね。
あれからパシュファイアーをするようになって、
スタートはだいぶ良くなっているから、今年は大丈夫だと思います。
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去年のぶんも、今年は力が入りますね。
なにしろ、前走でGIを圧勝しての臨戦ですから。
- 和田
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3歳のころから乗ってるけど、当時の強さは強烈やった。
オークランドRCT(1600万)、シリウスSと勝った時点で、
「この馬でGIを」と思ったほど。
でも、古馬になってからいろいろ課題が出てきて、
なかなか3歳時のパフォーマンスができなかったけど、
前走でようやく、戻ってきた手応えがある。
前走とはメンバーが違うから、それほど物差しにはならないと思うけど、
あのパフォーマンスがもう一度できれば、
どの馬にも負けないくらいの気持ちはありますよ。
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今改めて、大きい舞台で戦うにあたって、
オペラオーでの経験が生きているところはありますか?
- 和田
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どうでしょうね。
11年も経つと、あるような、ないような(笑)。
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和田さんにとって、この11年は長かったですか?
- 和田
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いやいや、早い、早い(笑)!
だって俺、もう35ですよ。
信じられないでしょ?
でも、そのあいだも騎手として
技術を磨くことはずっとしてきたつもりだし、
最近になってようやくつかめてきたところがある。
だから、乗り役としては、今からだと思ってます。
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そうですね!
では、ジャパンCダートに向けての意気込みをひと言。
- 和田
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やってみなけりゃわからん(笑)!
でも、流れに左右される馬ではないから、
スタートさえうまく切れれば、必ずいい競馬をしてくれると思ってます。
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(第2回へ続く)