(取材日=2012年11月21日)
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今年は現時点(11月18日終了時点)で69勝。
年間最多勝利数(09年と11年の70勝)更新は間違いないですね。
(12月2日終了時点で73勝!)
- 和田
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今年、前半戦はあまり乗れなかったので、
どうかな…っていう感じだったんですけど、
まずまず順調にこれたとは思います。
でもやっぱり、100勝はしないとね…。
それくらい勝たないと注目されないし、リーディング争いにも加われない。
GIに乗るためにも、やっぱり数を勝ってないと話にならないからね。
だから今後は、徐々にでも100勝に近づけていきたいと思っています。
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和田さんといえば、幸さんと1、2を争う騎乗数も目を引きます。
一昨年は954鞍、今年も900超えは確実です。
- 和田
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たくさん乗っているほうが、安心感があるんですよ。
“俺、頼んでもらえてる”っていうね。
今の時代は、なにより乗り馬を確保するのが、まず大変だから。
これで騎乗馬のレベルがもっと上がってくれば、
さらにおもしろいんですけどね。
ただ俺はね、走らない馬はいないと思ってるし、
どんな馬でも、任せてもらえたら全力を尽くすだけ。
たとえ明らかに力の足りない馬でも、
8着に入れたらうれしいし、
それ以上に持って来る事ができれば、
よりオーナーさんや厩舎サイドに喜んでもらえる。
もちろん、1着という結果を出すのが一番だけど、
勝つことが出来なくても他に出来る事はあるよ。
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早いもので、和田さんももう35歳。
正直、1日10鞍、11鞍は、しんどいと思うことはないですか?
- 和田
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朝イチに乗るのは、たまにしんどいね(笑)。
ただ、1日中ずーっと乗っているぶんには、それほど疲れは感じないよ。
あの夏の暑い小倉で1日10頭も乗っていれば、
そりゃあ大抵は平気になるよ(笑)。
本当はね、毎日でも競馬に乗りたいくらいなんだから。
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毎日! そういえば「月曜日も調教に乗りたい」っておっしゃってましたね。
- 和田
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うん。
外国人ジョッキーや地方ジョッキーは、毎日のように競馬をして、
何十頭も乗っているわけだから、その時点で経験値が違う。
土日に乗るくらいでは、絶対に追いつけない。
だから俺は、中央でも十分乗せてもらっているけど、
地方競馬にも積極的に乗りに行くんです。
たとえ1頭でも、乗せてもらえるだけでありがたいからね。
もう四六時中、競馬でもいいよ。
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和田さんのそういう姿勢は、本当にすごい。
若手でもなかなか、そこまでできるジョッキーは少ないのでは?
- 和田
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だって、月曜日に1日休んだだけで、
火曜日の調教では体がフワフワしてる(笑)。
今は、土日で20頭くらい乗せてもらっているけど、
もっともっと乗りたいと本当に思うね。
でも、最近はモチベーションが高くなったよ。
それは、外国人ジョッキーがたくさんきてくれたおかげだと思う。
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和田さんは、早くから外国人ジョッキーの技術の高さに注目されてましたよね。
インターネットで海外のレースもよく観てらっしゃるとか。
- 和田
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うん。
やっぱり勉強になるし、観ていておもしろいから。
世界には、20歳そこそこでもすごいジョッキーがいるからね。
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それだけ海外の競馬や
外国人ジョッキーに目を向けていらっしゃる和田さんなら、
福永さんのように、長期間、海外へ行ってみたいのでは?
- 和田
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ん~、俺が今行っても通用しないと思ってるから。
自分なりに通用する自信がつけば、行きたいけどね。
自分を鍛えるという意味でも、
海外に行くことに対しては、つねに興味はあります。
あ、もう自分を鍛えるっていう年齢でもないか(笑)。
でも、チャンスがあれば、ぜひ経験してみたい。
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それにしても、
こんなにたくさんの外国人ジョッキーが乗りにくる時代がくるとは、
ひと昔前には想像もしていませんでした。
- 和田
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そうだね。
でも、ペリエやデザーモが短期免許できていた時代から、
全然次元が違ってたもんなぁ。
ペリエと握手をしたとき、
根本的なパワーの違いを感じて、
「これは敵わない!」って思ったもん。
あれからずいぶん時間は経ったけど、
今になって改めて外国人ジョッキーのすごさを実感してる。
だから俺は、彼らが日本に来てくれるのはありがたいと思ってるよ。
やっぱり、その技術を間近で見られるのは、すごく勉強になるからね。
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(第3回へ続く)