(取材日=2013年4月25日)

──
福永騎手にとって、思い出のダービーといえば?
福永
やはり初めて騎乗した1998年のダービーです。
自分が騎乗した以外では、
1993年の柴田政人さんがウイニングチケットで勝ったレースですね。
小さいころからお世話になっている方だったので、
勝ってよかったと思ったのを記憶しています。
──
初めて騎乗されたダービーを振り返ってみて、当時はどのような心境でしたか?
福永
前の週までは緊張することもなく来ていたのですが、
ダービー週に入った途端に
自分が想像していた以上に
緊張していました。
レース当日も舞い上がってしまってたんでしょうね。
返し馬では1頭だけ逆方向に行ってしまったり、
レースでは自分で気づいた時には、先頭に立って逃げてしまって惨敗。
乗せていただいたオーナーや、坂口先生、厩舎スタッフなど
関係者の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
あのレース以来、
緊張して雰囲気にのまれることは
なくなりました。
苦い思い出ですが、今の自分を支えている貴重な経験でもあります。
──
その13年後、今度はワールドエースに騎乗し、1番人気に支持されました。
初めて騎乗されたダービーとはまた違った心境だったと思うのですが。
福永
ダービーで1番人気に支持される馬に
騎乗させてもらえることは、とても光栄に感じました。
結果は勝てませんでしたが、
平常心でやるべきことをやれて、
自分のイメージ通りの騎乗が出来た
ことは、今後の自分に大きくプラスになると思います。
──
騎手にとってダービーとはどのようなレースなのでしょうか?
また、福永騎手のとってのダービーとは?
福永
一番欲しいタイトルです!
──
今年のダービーは、皐月賞2着のエピファネイアで挑戦します。
今年は混戦でしょうか。
それとも皐月賞馬ロゴタイプが抜けた存在だと思いますか?
福永
距離も2400mになりますし、
ロゴタイプだけが抜けた存在だとは感じていません。
ただ、混戦というほどのものでもないように思います。
自分が騎乗する馬も含め、上位何頭かが拮抗しているんじゃないでしょうか。
──
今年はどのようなダービーになると思いますか?
また、エピファネイアの可能性を教えてください。
福永
どのようなダービーになるのかはわかりません(笑)。
エピファネイアに関しては、もちろん勝てるだけの力を持っていると思います。
あとは、
あの馬の持ってるポテンシャルを
最大限に発揮できるような騎乗をするだけ。
今年も有力馬の1頭に騎乗させていただけることに、やりがいを感じますね。
──
歴代のダービージョッキーを見て、
ダービージョッキーになるために必要なことは何だと思いますか?
そして、今の自分にはその資格があると思いますか?
福永
必要なことがわかっていたら、
すでに勝っていると思います(笑)。
──
最後に今年の意気込みを聞かせてください。
福永
いつも通り。
いつもレースに臨む時と同じように、やることをやるだけです。

福永騎手の日本ダービー騎乗成績

騎乗馬 着順
98年 キングヘイロー 14着
00年 マルカミラー 17着
01年 プレシャスソング 8着
03年 エイシンチャンプ 10着
04年 メイショウムネノリ 17着
05年 アドマイヤフジ 4着
06年 マルカシェンク 4着
07年 アサクサキングス 2着
08年 モンテクリスエス 16着
09年 セイウンワンダー 13着
10年 リルダヴァル 12着
11年 ユニバーサルバンク 10着
12年 ワールドエース 4着

みんなのダービー

ジョッキーインタビュー!CLUB GRIP トップへ戻る